- 施設飛行空域の算出は、空域が最も大きくなる「基本以外の試験科目」を想定して行う。(実施細則 III-1)
- 想定飛行経路は角丸な長方形。長辺方向に15秒間の直線飛行、短辺方向は原則直線飛行なし(機体特性上必要な場合のみ5秒以内)、旋回は常に一定のバンク角。(実施細則 III-1-2(1))
- 上空にて追い風方向に風速15m/sの風が吹き旋回半径が大きくなる場合を想定して、想定飛行経路から不合格区画までの距離Bを算出。(実施細則 III-1-2(2))
- 不合格区画から30mの余裕(H)を持たせた空域が施設飛行空域。(実施細則 III-1-2(3))
- 必要着陸滑走路長=2Vtd²/(g·μ)。μは受験者が設定し試験員の承認を得る。垂直離着陸可能な機体を基本以外の科目で用いる場合は滑走路不要。(実施細則 III-2)
- 一等・二等とも空域と滑走路の算出方法は同一(両実施細則の該当条文は同文)。(1等飛行機 P9-10/2等飛行機 P9-10)
- 「長辺=2(Vc+15)²/9.8tanθ+15Vc+60」の形は告示の修了審査空域の式。実施細則の概要図(r・B・Hによる図)と数学的に一致する。
- 算出手順は ClassNK「立入管理措置を講ずるべき空域の大きさの算出例」(Vc=17m/s、θ=30°、t=0)と同一。機体の寸法・重量そのものは空域の計算式には入りません(Vc・θの推定根拠になります)。
⚠ ClassNK「立入管理措置を講ずるべき空域の大きさの算出例」との照合結果
同資料の例(Vc=17m/s、θ=30°、t=0)で検算したところ、r=50.84m・B=129.3m・経路長辺356.68m・経路短辺101.68m・短辺420.28m は本ツールと一致します(tan30°を0.58に丸めた場合。本ツールは0.5774で計算するため数十cmの差が出ます)。
一方、長辺の645.28mのみ、資料内で30m少なく計算されています。同資料が示す式「H+B+r+15×Vc+r+B+H = 30+129.3+50.84+255+50.84+129.3+30」を合計すると 675.28m になり、また長辺と短辺の差は必ず15×Vc=255mになるはず(420.28+255=675.28)です。645.28mは H を片側30m分しか加算していない値のため、本ツールは675.28m側(式どおり)で計算しています。
⚠ 「受験者の立ち位置を考慮した縦の長さ」について
実施細則に明確な規定がないため、周回飛行のコース図にある「内側の減点区画線(飛行経路の中心線より±40°傾いた線)」に基づき、A・B地点(旋回中心)が±40°線上に乗る立ち位置を仮定した独自試算です。申請・設営時は登録講習機関・試験機関の判断に従ってください。
Internal reference tool — not an official regulatory document.